長福寺の三重塔

長福寺の三重塔

岡山県下最古の木造建築物!

鎌倉時代中期の弘安8年(1285年)に天台宗の円源上人によって建立された長福寺の三重塔は、岡山県下で最古の木造塔建築です。
明徳年間(1350年頃)に真言宗の寺院になった長福寺は奈良時代(757年)、唐の高僧鑑真和尚が開基したと伝えられ、当初、三重塔とともに真木山の山頂にありました。しかし度重なる火災により、昭和3年に寺院が、昭和26年に塔が現在の位置に移りました。 高さ約22m、鎌倉時代の建築様式を伝える三重塔は国の重要文化財、おかやまけん歴史の旅百選にも選定されています。
寺院には木造十一面観音立像、絹本著色十二天像図、絹本著色両界曼荼羅図、絹本著色動明王像図の16点の国指定重要文化財が所蔵されています。

集落を見守るように緑に映えて煌々とそびえ立つ三重塔の姿は、ビルのない山里の遠くからも見ることができ、のどかな風景に一滴の朱き名宝として輝いています。春はツツジ、夏は蓮、秋は紅葉、冬は雪化粧と訪れる人々の目を楽しませてくれます。
2016年6月には、杮葺きの屋根が数十年ぶりに葺き替えられ、一層、存在感を増しています。

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毎年1月第3日曜 長福寺 虚空蔵(こくうぞう)大祭

毎年、1月の第3日曜に長福寺にて行われる、およそ250年の伝統ある大祭です。 別名「十三まいり」と呼ばれ、子ども(童子・童女)の成長を願うための願掛けでもあります。虚空蔵菩薩に幸福と知恵を授かり、13才の子どもの厄払いに御利益があるといわれています。
また、子どもから大人まで進学成就、交通安全、家内安全に御利益があるといわれています。 福引、護摩焚き(ごまたき)も行われ、甘酒の無料サービス、うどんなど売店も出店されます。 ご家族でお越しください。

名称:長福寺の三重塔(ちょうふくじのさんじゅうのとう)
住所:〒701-2602 岡山県美作市真神414
お問合せ先:0868-74-3111(英田総合支所業務管理課)
0868-74-2026(長福寺)

(出典:みまさか観光ナビ)

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